平織金網・綾織金網 JIS G 3555


平織金網 PW

 織方としては写真の如く最も一般的な織方で、織機に依って制作され、織線と横線が交互に交叉しており、普通8m/m目以下の細かい網目の金網は殆ど此の織方を採用して居ります。
 網目は、粍又は(※1)メッシュにて表示され、0.04m/m目位迄の微細な網目も製作する事が可能であります。素線にクリンプ加工を施さずに製織されますので殆んど目くずれする事はありません。
 尚、(※2)開孔面積比30〜25%程度より大きい織金網は、一般に平織になっていますが、それより小さい場合は綾織にいたします。(但し、この区分は、材質、メッシュの多少・その他の条件によって変化いたします。)
(※1)網目を表わす単位で、25.4mm一辺間にある目数をいいます。(mesh)
(※2)金網の一定面積中に占める開孔部分の面積の比率。


綾織金網 TW

 平織と異り、縦線も横線もたがいに2本以上乗りこして、織ったものです。この織方は利点は、縦線の曲折角度が大きいため、疲労硬化が少ないこと、平織にくらべて太い線径で製織出来ることです。
 しかし金網の均整を保ちにくく、目が菱形になりがちです。



メッシュ加工品例 ― ― 二次、三次加工品例

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